敷地は栃木県南部にあり、まわりは農地が広がっています。この眺望の一角に、緑の森がある尼寺跡の大きな公園があり、ここに都会では見られない様な美しい夕日が沈みます。この景色をLDKに取り込むため、この方位に一辺の壁を振りました。(平面図参照)
また、休日家族で楽しめる家が要望のひとつであった為、アトリエ、中庭、屋根までも多目的に使える変化のある空間に仕上げました。
周囲には外灯もなく、夜は暗闇に包まれるため、アプローチ側にあるアトリエの乳白のスクリーンが、東京に遠距離通勤をするご主人の帰宅を行燈(あんどん)の様に迎えてくれる様にしました。(夕景写真参照)
南外観(平屋部分には中庭・LDK・アトリエがあります)
夕日の方角に振ったLDKの窓です。
リビングの奥には、ものづくりを楽しむアトリエや泥のついた野菜を洗ったりする場所があります。
休日は思いっきり田園暮らしを楽しんでいるようです。
ダイニングの奥には坪庭があります。
まわりが開けているからこそ、少しプライベートな庭が安心感をつくってくれます。
東京に遠距離通勤をするご主人の帰宅を行燈(あんどん)の様に迎えるスクリーンを設けました。